千葉県の設計事務所 (株)濱田建築事務所のHamaken Blog

建築家 濱田卓志の日常や家づくりのプロセスなどをお伝えするブログ『Hamaken Blog』!
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CADですかっ?
 昨日は建築士事務所検査がありました。
建築士事務所は5年毎の更新を終えると、健全な事務所運営をしているか?
千葉県建築指導課の方々が各建築士事務所に出向きチェックし、指導するというものですが、
昨日はその検査を行い、無事OKとなりました。
来所いただきました検査官の皆様、ご足労いただきありがとうございました。

その際、少し話しに出たのが製図台。
事務所立ち入り検査に行くということはいろいろな建築士事務所の様子を見ていると思ったので、
現在製図台を置いている事務所はあるのか少し伺ってみたところ、今は皆さんあまり置いていないとのこと。
PCが普及してCADで図面を書く前は皆、製図台に向かい必死に作図していたんですけどね〜
弊社では昔、勤めていた事務所を退社時にいただいた愛用の製図台を1台だけ残しており、時々そこでスケッチなどをしたり、模型の製作台として活躍しております。

↓ 今はめっきり出番の減った愛用の製図台
2012.11.15

昔、打合せの際、良く言われたのが「CADですかっ?」という言葉。

勤めていた会社員時代は手書きが主流で、CADはまだ少数派。
私が勤めていた事務所もWindowsが出てきてからのPC+CAD導入だった為、打合せの際は手書きの図面。

その頃は公共建築の仕事が多かった為、県庁の営繕課や施設改修課の皆さんと一緒にお仕事させていただいたのですが、私が引く線は均質な線だったらしく、図面を広げると「CADですかっ?」と良く言われたものです。(それが良いかどうかはわかりませんが・・・)

その頃はCGなんてもってのほか。
(ラジオシティ計算まで行うリアルなCGは費用がいくらかかるかわからない)
完成予想図などももちろん手書きです。

あの頃は図面を見ると綺麗ですごく見やすい図面もあれば、なに書いてるんだろう??というような線もあったり様々でしたが、
今はCADの登場でそのような線幅、線種のムラはなくなりました。
昔見た手書きの図面では安藤忠雄事務所の図面、(六甲の集合住宅だったか?)は表現もわかりやすいし美しかった・・・

図面は第3者に設計意図を伝える図書ですから
やはり皆が見てわかりやすい図面、保管のしやすさ等、製品というところから行けば
CADが圧倒的に優位です。

しかし図面を書いている時の胃がキリキリするくらいの集中力。
(レイアウトや何かを間違えるとPCみたいには消せませんので)
設計者のスケール感というのは手書きの時代の方が良かったかもしれません。

今ではこのような手書き?CAD?ということすら話しに上らない時代ですが、
少し製図台で図面を作図していた時代が懐かしくなり、昔を振り返ってみました。
(先日TVで放送されていましたが世界的建築家、伊藤富雄さんは未だPCを使わないとか・・・)

ついでに私が昔書いた図面を少しUPさせていただきます!

↓ は会社員時代に担当した牧場の休憩小屋。
あの頃はフランクロイドライトのドローイングに憧れ、ドローイング集を見て参考にしていました。
(私のような建築を志す若者はきっと多かったはず)
2012.11.15

↓ 学校のプールを設計した際に書いたアイソメトリック図です。
2012.11.15

↓ は友人が船を新造した際に書いた船のアイソメトリック図。
  造船屋さんからもらった図面では全然わかんないからなんとかしてっ!と友人に頼まれて作図。
  一級建築士の試験時期と重なって1晩貫徹で仕上げた図面。
  (文字はワープロでかいたものをトレース)
2012.11.15
過去を振り返る内容になってしまいましたが、時代の流れと共に良いものは取り入れる。
デジタル化の恩恵を多く受けている私ですが、時にはアナログに戻りリフレッシュ?・・・
文字すらめっきり書く機会の減ってしまった昨今ですが、
愛用の製図台をもう少し綺麗にして時々はスケッチの練習でもしようかと思います。
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